■ 鶏足寺跡に生息する「国蝶」オオムラサキの一生
国蝶「オオムラサキ」の幼虫は、エノキの葉を食べて成長し6月の下旬にチョウになる。
チョウになってからはコナラ・クヌギ等、広葉樹の樹液を吸って生活をする。
(飛ぶスピードは、ツバメぐらい早いので網では、ほぼ取れない)
メスは、エノキの大木の細い枯れ枝の先に100ヶ程の卵を産む。
3令幼虫までは葉上でエノキの葉を食し、褐色の幼虫となり樹を下ってエノキの大樹の周辺の枯れ葉の裏に入り越冬する(12月の初旬頃)
春が来てエノキが芽をふく頃、越冬からさめて大樹を上り新芽を食す・5月末頃、「さなぎ」になる。
今年一年をかけて、オオムラサキの一生をお届けする。
筆者:NPO法人石倉企画 理事長 苦木隆幸
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